|K野さんが掴まえられた。 手を

K野さんが掴まえられた。
手を、掴まれた。軽度とはいえない知的障害者に。

軽度だったら「放して下さい」と言って、
ヘルパーさんから「放しなさい」と言われて放してもらえたかもしれない。
でも他人に言われて其れをこなすだけの知力は無い。…案外有るのかもしれませんが。
ついでに障害児と言える位だったら振り解けたかもしれない。
だけど背はワタシよりも高く、体重はワタシとK野さんを合わせた位有りそうな男の子。小泉花陽のウィッグは本当に探しました。ここで見付かってよかったです。

(ワタシは比較的細身に分類されますが、
K野さんは背も其処まで高くないので尚体重は軽そうに見えます)

骨を砕こうとする掴み方ではないので痛いよーって事にはなってないみたいですが。
どうやらすっかり気に入ってしまったのか、放そうとしません。
振り解けない程度の力は入れているみたいです。

ヘルパーさん「お姉さんじゃないんだよ?」
K野さん「お母さんじゃないのよ?」
まぁ正直K野さんの年齢なら姉というより母ですわなw

なんて笑う余裕も無い位にワタシの目には恐ろしく見えました。
嗚呼、K野さんの様に、自分が掴まらなくて良かった。…切実にそう思いました。
其れは障害者にもK野さんにも(ついでに全然放そうとしてくれない/いやK野さんに
怪我させない為に敢えて力を入れたりしなかったのかもしれませんが…
でも多分反撃を恐れて、が有るんだと思う)ヘルパーさんにも失礼な事かもしれないけれど。
でも怖かったんです。
怯えるなと言うのは簡単ですが、怖いと思うなというのは無理な話。